モンテッソーリ教育を研究されている先生方から、
モンテッソーリ教育の根源を教わる機会を研修形式で得ています。
子どものモンテッソーリ教育の概念を認知症高齢者のケアへ
取り入れていくためのヒントをいただいています。
モンテッソーリ教育は、イタリアの女性医学博士、マリア・モンテッソーリ(1870-1952)によって開発された教育法です。
モンテッソーリ教育の基本的な考え方は「子どもは本来自分で自分を教育する力を持っている。適切な時に適切な環境と自由を保証し、自発的な活動を援助する」というものです。
また、責任感と思いやりをもった自立的な人間、生涯学び続ける姿勢をもった人間を育て、平和に生きる人を育てることが、モンテッソーリ教育の目的です。
大人が子どもという人間をどう見ているか、どう助けているか、モンテッソーリの人間に対する見方、助け方にこの教育の本質があると私たちは考えています。子どもの心の通訳者であると自称していたモンテッソーリは「一人でできるように手伝ってください」という有名なメッセージを残しました。
認知症と診断され、何もできない人と思われてしまいやすい状況に、私たちは、日々成長する子どもたちと違い「できるだけ長い間一人でできるように」「時間と空間を工夫し、高齢者の尊厳を守るケア」を心がけています。
今までできていたことができなくなったり、自分の居場所がわからなかったりして不安の中に暮らしている認知症や高齢者の方々のケアに、適切な環境とその人らしさが保てる自由な時間を提供しています。
モンテッソーリ世界大会の長い歴史の中で2017年に初めて「認知症ケアに応用するモンテッソーリ」のプレイベントが行われました。
世界各国から300人以上が集まった会場の雰囲気、そして何より世界レベルでモンテッソーリ教育が「認知症ケア」として注目され始めていることを体感しました。
わたしたちと一緒に
モンテッソーリケアの進展をしませんか?